2020/2/15(土)晴れ。
☆土曜日はゴミ出しの日。前夜、玄関に出しおいたゴミをカミサンが道向こうの集荷場に出してくれている。感謝。12時過ぎ、プールへ。ジャグジーの温度が38度。このクラブは真っ当に施設の維持・管理ができないんだ。終わって、カミサンのメモを頼りに5%引きのイオンで買い物をする。帰宅後、記事の整理と読書(今野真二『「広辞苑」を読む』岩波新書)。

☆「天声人語」(1/15M)〇毎冬この時期、東洋大学から「現代学生百人一首」が届く。(略)▼〈大国の圧に屈さぬ人々がマスクとともに自由を叫ぶ〉高2福井拓己。排除されても屈しない香港デモの若者が自分と同じ世代であることに魂が揺さぶられる。〈涼しい日すぐエアコンをつける父ここにも届かぬグレタさんの声〉中2北川優妃(ゆうき)。環境悪化を憂えるグレタさんの言葉とはほど遠いわが家の実態である。▼SNSなしでは友情も育みにくい時代を生きる。〈「おつ」「おけ」「り」スマホに会話は単語だけそんなにみんな忙しいのか〉中2関谷咲(さき)。「おつ」はお疲れさま、「おけ」はOK。「り」は了解。そこまで言葉を削って、浮いた時間を何に使うの?▼自分の進む道が見えず、だれもがとまどう青春期。〈留学のポスターの前で立ち止まる夢ある友とまだない私〉高1三浦奏愛(のえる)。友人と比べて焦った体験は誰にもある。「大丈夫、あわてないで」とエールを送りたい。▼〈なぜうちを?」今日はこちらがきいてみるスーツの私と巣かける燕(つばめ)大4北森葵(あおい〉。就職活動の面接で面接で何度も問われるこの言葉に疲弊ぎみ。黒いスーツに身を包んだ私が、今日は燕に同じ問いを放ってみる▼〈教科書載る恋歌の乙女らと恋バナしたく五限古典〉高3影長(かげなが)美咲。恋を語る相手は和泉式部か紫式部か。こうして、悩んで、笑って。若き季節は一瞬のきらめき。◆中学3年のとき(1953年)、父親(優さん。1905~58)が脳溢血で半身不随になり、わが家はどん底に突き落とされる。しかし、母(絹子さん)と姉(正ちゃん)の頑張りと、外で暮らしていた姉(秀ちゃん)・兄(昭男さん・浩さん)たちの励ましで、わたしは洛陽高校に進学し、1年の浪人後、1958年(昭和33)、第一志望の京都大学文学部に入学する。「勝手な生き方を選ばせてくれた」家族に感謝するばかり。今夜は、ここまで。ではまた。おやすみなさい。