2019年01月

家計簿を締める。

19/1/31(木)晴れ。
☆10時、携帯電話の目覚ましで起床。マリリンは布団の中でぐっすり眠ってくれた。朝食・朝刊のあと、12時、マーサへ。通帳記入を済ませ、プールでフルメニューを楽しむ。午後、寺島書店に書籍代を支払い、1月分の家計簿を締める。すべて必要経費と納得。孫3人、元気に帰ってくる。

☆「小4女児 浴室で死亡─千葉 冷水かけた疑い 父逮捕」(1/26M)・「長期欠席把握 事件3日前─千葉・小4死亡 児相、不手際認める─『怖い』『殴られる』女児、児相に訴え」(1/29M)・「女児を深夜立たせる─千葉・小4死亡 父親、日常的に」(1/29E)・「『父が恫喝』親族相談─千葉・小4死亡 沖縄・糸満市に」(1/30M)。「天声人語」(1/30M)〇千葉県野田市の小学4年生の女の子が、自分の家の浴室で亡くなった。障害容疑で逮捕された父親には、娘に冷水シャワーをかけ、首付近を両手でわしずかみした、などの疑いがかけられている。虐待が常態化していたとも報じられている▼「父親にいじめられている」。1年余り前、女の子が学校にそう訴え、児童相談所に一時保護されたことがあった。問題があることは認識されていた。なのにどうして、彼女を見守る視線が途中で切れてしまったのか。児童相談所も学校も、地域も。▼女の子は音楽が好きで、「金管部に入りたい」と話していたという自分でやりたいことが見つかってくる年頃である。安心できるはずの家庭で、命と未来が奪われる。痛たましい事件が、なぜなくならない。▲こういう記事を読むと悲しくなるが、背景に何があるのだろう。

☆鷲田清一「おじいちゃん、おばあちゃんの最後のつとめは、孫や家族に自分が死ぬところを見せることではないか。池田清彦。死がベールの向こうに置かれる。街には犬の死骸すらない。延命措置で、「いまわの際」をしかと看取(みと)るのも難しくなった。生と死は一続きなのに、死は見えなくされる。死を特別扱いせずに、死骸が鳥たちに啄(ついば)まれれ、きれいな白骨になって「土に還(かえ)る」という自然のサイクルに心を留めるべしと、生物学者は言う。『ほどほどのすすめ』から。▲カミサンもわたしも80歳。「中3・小6・小3」の孫の「ばあちゃんとじいちゃん」だ。しかし、2人とも現役で、「死に際」を子どもや孫に見せるのは、もう少し先のこと。

☆「学力テスト結果 校長評価に反映─大阪市教委、19年度試行」(1/30M)〇大阪市教委は、市立小中学校の校長の人事評価に、学力を測る府や市の独自のテストの結果を反映する方針を固めた。▲大阪市内にも、経済的社会的な状態が多様だ。それを一律に「学力テストの結果」を基準に校長を評価するという。笑ってしまうなあ。今夜は、ここまで。ではまた。おやすみなさい。

昔、「漫画は悪書」と決めつける教員がいた。

19/1/30(水)晴れ。
☆5時50分、携帯電話の目覚ましで起床する。朝食をとりながら、朝刊にざっと目を通す。岐阜駅西駐車場に車を止め。JR岐阜駅を出発。9時過ぎ、中央本線瑞浪(みずなみ)駅着。瑞浪市「民生委員・児童委員協議会『高齢福祉部会研修会』」で、10時から1時間半、「いのち・生き合う」をテーマに語る。参加者の中に、懐かしいお顔を見つける。こういう再会がうれしい。水野市長さんと挨拶を交わし、お弁当をいただく。1時過ぎ、瑞浪駅を出発。途中、車中で居眠ってしまった。プールを諦め、イオンで買い物を少し。4時過ぎ、孫たちが元気に帰ってくる。

☆里中満智子(漫画家)「語る─人生の贈りもの③」(1/30M)〇私は中学に入ったころには、「漫画家になりたい」と強く思うようになっていたのですが、進路指導の時、教師から「地に足をつけて、真面目に考えなさい」と言われました。漫画そのものが、まだ社会に認知されていない時代でしたから、理解されないのも無理はありません。それもあって、担任の先生が家庭訪問にやってきた時には、私の漫画の本棚を見て、「お母さん、こんなものがあるからダメなんです。今すぐ全部捨てましょう」と説得しようとしたんです。(略)父は自分が画家志望だったこともあり、「好きなことをさせてやろう」と思ってくれていたようでした。母もやがて根負けして、「長女はいなかったものと考える。いない子に学費はかけられないから、高校は公立しかだめ」と言われてしまいました。▲「正しい答え」を覚えてきただけの教員の「指導」なるものの恐ろしさ。今夜は、ここまで。ではまた。おやすみなさい。

黒川創『鶴見俊輔伝』をゆっくり読んでいる。

19/1/29(火)晴れ。
☆8時、起床。チャチャを動物病院に連れて行く。体重3.44㌔、体温37.4度。カミサンのメモを浅場先生にお渡しする。10時過ぎ、プールへ。フルメニューを楽しみ、イオンでサンドイッチ、ブラックニッカ・クリアハイボールなどをゲット。4時前、一希君が帰宅。早速、友だちんちへ。しばらくして莉子さんが帰宅。眞一君は自宅へ直行。▲黒川創『鶴見俊輔伝』(新潮社)を読み続ける。「本書は、幼少時から半世紀にわたり鶴見の間近で過ごした著者が、全著作と関連文献を繙(ひもと)き、この稀代の哲学者を育んだ家と時代、『ベ平連』の活動から「もうろく」と向きあう老年の態度まで、93年の歩みと思想を跡づける」と、表紙裏宣伝文の意味が、やっと了解できた。4歳直前の著者が父(北沢恒彦、31歳)と手をつなぎ、「京都ベ平連第2回集会」の日(1965/6/12)、同志社大学今出川キャンパスを歩く写真(353頁、1965/6/12)が微笑ましい。左横に飯沼二郎さん(47歳)の後ろ姿が写っている。1960年代、わたしは「組織と個人」の間で揺れていたから、「ベ平連」の活動には懐疑的だった。70年代末、部落解放運動での葛藤を通して、わたしは「個人から出発する」ことの大切さに気づく。そんなこともあって、『こぺる』誌上で鶴見さんとの対談が実現したのだった。

☆「大田堯(たかし)さん(元日本教育学会長。2018.12/23死去。100歳)「『生命の設計図』生かした教育」(「惜別」1/28E)〇教育を問い続けた原点は、戦場体験だった。東京帝大の院生として教育学を学んでいた1942年に召集され、乗っていた船が撃沈されてジャングル生活に。農漁村出身の兵隊の生きる力に、自らが受けてきた教育の限界を感じた。「上から教え諭す教育」の概念を覆したい。戦後は東大で教えながら、農村の人々の話を記録。勤務評定、全国学力テスト、教科書検定など教育の国家統制を巡る問題に取り組み、家永教科書訴訟で証言に立ったが「大半は敗れた」と話した。(略)晩年も「モノ・カネ優先の社会で人が孤立し、国家統制が再び強まるのを見ていられない」と語り、90歳を過ぎて9冊の本を矢継ぎ早に出版した。(略)亡くなる直前も本を出そうとしていた。ベッドで「みなさん」「・・・しようではありませんか」とうわごとのように、なお訴えていたという。(編集委員・氏岡真弓)▲大田さんの生き方に感銘を受ける。今夜は、ここまで。ではまた。明日は瑞浪市だ。

命を食べる。

19/1/28(月)昼過ぎから雪。
☆ゆっくり起床。西改田簡易郵便局で振り込み1件。12時半、プールへ。フルメニューを楽しむ。イオンで「ブラックニッカ・クリアハイボール」2缶を買う。西友でチャチャ用のパウチをゲット。▲孫たち3人が元気に帰ってくる。眞一と一希は「友だちんち」へ。

☆「『命を食べる』 絵本に描く─関の堀野さんが出版」(1/20M)〇「命を食べる」ことをテーマに、元小学校教諭で関市在住の絵本作家、堀野慎吉さん(69歳)が幼少期の体験をもとに描いた絵本「いのちいただきます」を自費出版した。絵本を通して「命を食べて生きていることを考えてほしい」との思いが込められている。▲「いただきます。ごちそうさま。給食のときの挨拶は何のため?」と子どもたちに問いかける。「いのちをいただきます。いのちをごちそうになりました」とお礼を言うことだと伝える。わたしたちのいのちは、動植物のいのちに支えられている。そのことが忘れられるとき、いのちへの暴虐が始まるように思えてならない。

☆「転んだ私を助けてくれた人へ」(主婦・真辺嘉子。大分県・79歳。「声」1/28M)〇私は急いでいました。次のバスまであと2分しかない。小走りで何歩か進んだ瞬間、小さな空の一角が舞い、バターンと前のめりに転んでしまいました。「おばちゃん、大丈夫?」。男性がすぐさま車から降りて声をかけてくれました。「家はどこ?」「送っていくよ」。起き上がると、我ながら無様な姿です。眼鏡は1㍍以上先に飛ばされ、折れ曲がって使用不能。「おばちゃん、けがしとるよ。血が出とる」。歩いて帰るという私を制して、車で送って下さったのです。高齢者にこれほど親切に手を差し伸べて下さる方がおられることにほっこりと心が和みました。ご恩を忘れず、私も困っている人に寄り添うよう心がけます。▲こんな「ちょっといい話」に、わたしは励まされる。今夜は、ここまで。ではまた。おやすみなさい。

「声を上げぬこと」を美徳とする国に生きて。

19/1/27(日)晴れ。ときどき雪。
☆12時前、プールへ。フルメニューを楽しむ。イオンでの買い物は少し。午後、寺島書店から届いた岩波文庫『日本国憲法』を開く。長谷部恭男さんの解説をじっくり読みたいと思う。

☆「朝日歌壇」(1/27M)から〇「声を上げぬことを美徳とする国の教師でありし三十八年」(香川県観音寺市・篠原俊則。永田和宏選評「声をあげることなく過ぎてきた教師の忸怩(じくじ)たる思い」▲声を上げる前の“不思議・なぜ・どうして”を大事にしたい。

☆「『人権』とは 子どもにわかりやすく」〇あなたが生まれながらにして持っている「人権」が、どのようなものか知って─2018年に国連の「世界人権宣言」採択から70年を迎えたのを機に、絵本作家の東菜奈さんが「みんなにたいせつ 世界人権宣言の絵本を」(岩崎書店)をだした。(略)『人はだれでも、自由に意見をいったり、自由に表現したりする権利を持っています。だれにもじゃまされることなく、自由に考え、情報などをうけとったり、伝えたりすることができます』。意見、表現の自由について述べた19条は、東さんの思い入れが特に強い。「いじめなどでつらい思いをしていることを子にも、言いたいことを言っていい、苦しいことは拒否する権利がある、と伝えたい」。(西村綾華記者)▲西村さんの紹介記事を読んだかぎりでの感想なのだが、自由・権利・拒否といった漢字二文字に息苦しさ覚えてしまう。もっと「子どもたちの生身の声」に耳を傾けたいと思う。今夜は、ここまで。ではまた。おやすみなさい。
ギャラリー
  • 山小舎を閉じる。
  • 孫たちと久しぶりに山小舎へ行く。
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藤田 敬一

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