居間のTVが直った!

16/9/29(木)曇り。

☆二度寝して11時半、起床。午後、西改田簡易郵便局で「キャットフード」代金を振り込んだあと、プールで遊ぶ。買い物を少し。帰宅すると、居間のTVが直っている。カミサンによれば、カードの差し込みが緩かったとのこと。やれやれ。夕方、父さんが迎えに来る。

☆「いじめ 情報共有が課題─自殺の9件『不十分』第三者委認定」(9/29M)〇「いじめ防止対策推進法」が施行された2013年9月以降、いじめと自殺の関係が問われた12件のうち少なくとも9件で、第三者委員会が、司法で求められている学校での情報共有が不十分だったと認定していたことがわかった。▲「学校での情報共有が不十分」とはどういうことか。記事を読んでもよくわからない。要するに、子どもの苦悩を学校(教員)が放置したということではないのか。わたしは、背景にもっと重要な問題があるとにらんでいる。それは伝統的な学校文化のあり方だ。第一は、教員自身に「間違い、失敗し、いじめたり、いじめられたり、いじめを見て見ぬふりをしたことのあるわたし」という自己言及的な問い返しがないこと。第二に、「いのちへの愛おしさより、学級管理が優先される風土」だ。「情報共有の不十分さ」などと言っているかぎり、アカンと思うよ。わたしは、孫たちのいのちを守るためなら「執拗な異議申立人(クレイマー)」になるつもりだ。

☆「フロントランナー:(大阪市立)大空小学校の教育を伝える 木村泰子さん(66歳)─『違い』(を)受け入れ学び合う─どんな子も、その子らしくいられる学校に」(9/24M)〇大空小学校の理念は「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」。木村さんの言葉では「重い障害があろうと、家庭が貧困であろうと、暴力を振るう子どもであろうと、どんな子も、その子らしくいられる学校に」となる。そのために「たった一つの約束」がある。「人にされていやなことはしない、言わない」。▲「初代校長を9年間務めた大阪市立大空小学校では、魔法のようなできごとが起きた。その様子に1年間密着取材した映画『みんなの学校』(真鍋俊永監督)が昨年公開されると、子どもの障害、いじめ、不登校に悩む親、教育関係者らに反響が広がった」。わたしはその映画を観ていないけれど、木村さんの実践を「カリスマ校長の特異な実例」にしないでほしいと願う。

☆今夜は、ここまで。ではまた。

孫3人が書斎を占拠する。

16/9/28(水)曇り、ときどき雨。
☆二度寝して11時起床。チャチャをオアシス動物病院に連れて行く。体重4.3㌔、体温37.3度。よし、よし。午後、プール。短く遊ぶ。3時前、きだいじ歯科医院に。時間を間違えて早く着き、老先生を驚かす。治療は若先生。衛生士の河合さんからブリッジの底が磨き切れていないと指導を受け、深く反省する。▲2階居間のTVが不調で、孫たちはわが書斎のベッドの上に陣取る。メーテレ(テレビ朝日系列)の「はぐれ刑事純情派」などを観るのを諦め、日本郵便近畿支社「人権研修」(10/14。神戸中央郵便局)のレジュメを作成・送信する。

☆朝日歌壇(9/26M)から〇「先生にひまな時間がいま必要かの苦沙弥(くしゃみ)ほどとはいわざるも」(さいたま市・桜井英雄。永田和宏選評「連載中の『猫』を私も愛読中。小中高大、おしなべて現代の先生は忙しすぎる。」)▲わたしは、あの企画の意図がわからなくて「猫」も読まない。それは、わたしの勝手。ただ永田さんの指摘どおり「現代の先生は忙しすぎる」と思うけれど、それを訴える教員に出会ったことがないのが不思議。訴えるすべがないのか、忙しいと思っていないのか。〇「ひんやりと無窮花(ムグンファ)咲きて在日の友はとつとつ故国を語る」(相模原市・松並善光。馬場あき子選)▲ムクゲが朝鮮の「国花」だと知ったのはいつだったか。いま、若いムクゲの花が南の庭に咲いている。過剰な感情移入を押さえて、眺めたいと思う。

☆谷川俊太郎「どこからか言葉が」の連載が始まった(9/28E)。「これからしばらくこの紙面に月一回/何かを書かせてもらえることになった/詩として恥ずかしくないものを書きたいが/音楽と違って言葉には公私の別がある/非詩を恐れるほど臆病ではないが/独りよがりのみっともなさは避けたい」。1931年生まれの谷川さん。覚悟の言葉と受けとめた。▲今夜は、ここまで。ではまた。 

久しぶりの高山だった。

16/9/26(月)曇り。☆今日は、高山市清見(きよみ)町「まちづくり協議会」主催の人権教育講演会。午後3時8分発の「特急ひだ13号」で高山に向かう。飛騨路はまだ初秋の気配。5時過ぎ、高山駅に着く。雨模様。新駅舎は10/1、営業開始だとか。歩いてホテルに向かう。夕食は講演後と決め、部屋でくつろぐ。6時半、清見中学校教頭の足立さんが迎えに来てくださった。会場の清見支所まで20分弱。ホールに高校生が10人ほどテーブルに座って勉強などをしている。聞けば、市街地の高校から帰ってきて保護者の迎えを待っているとか。笑顔が爽やかだ。☆7時半、講演会が始まる。出席者は保育園・小学校・中学校の保護者や教職員が60人ほど。初めはマイクを持って歩きまわりながら質問するスタイルに驚いておられたが、そのうち笑い声が起こり、表情と姿勢が柔らかくなる。一番後ろで背を延ばして聞いてくださる男性がいる。一人ひとりのお顔を見つめながら話すこと1時間半。いい出会いになった。一旦ホテルに戻ってから近くの「日本海庄屋」で晩酌を楽しむ。刺身を肴に、生ビール中杯、日本酒「山車」1合半を飲む。コンビニで缶ビールを買ってホテルに戻り、ひと風呂浴びる。ところが眠れない。いつもはウイスキーの水割りが催眠剤になっているのだが、今夜はそうはいかない。浅い眠りに苦しむ。

16/9/27(火)晴れ。☆8時、起床。近くの喫茶店でモーニングをとり、9時38分発の「特急ひだ6号」で岐阜に向かう。乗客の半分以上は外国人。ただ中国や韓国からの観光客は減ったみたい。11時40分、岐阜駅着。バスの時間調整を兼ねて、駅構内の「おらが蕎麦」で「牛肉そば」(680円)を食べる。帰宅は午後1時。旅装を解いて部屋を出ると、クリリンとトランが1階玄関横の窓から飛び出そうとしているではないか。カミサンに聞けば、「暑いから窓を開けたの」という。「開けたら、閉めなアカンやんか」と言うと、「出たって帰って来るからいいの」という。その説明に度肝を抜かれる。小心者のわたしはカミサンの大物ぶりにはとてもかなわないと観念する。☆鷲田清一「折々のことば」(9/24M)〇今日は天気がいいね。ある小学校長、陰で相当努力してい。鶴見俊輔が小学生の時、校長が朝礼でこう挨拶した。それだけ言って壇から降りた。陰で相当努力していたのだろう、児童とすれ違った時は名前で呼び、少し長めの話をした。語りかけは個々の誰かにするもので、不特定多数を相手にすれば演説になると考えたのだろう。高い位置に昇ったことのある人の話は長いのに、この人は違ったと哲学者は言う。「思い出袋」(岩波新書)から。▲短いからいいと言うわけではない。短くても生徒のこころに届く言葉を伝えたいと願う。それにしても鶴見さんの一文、「知られない努力」(上掲書69頁以下)はこころに沁みる。▲今夜は、ここまで。ではまた。
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  • 山小舎を閉じる。
  • 孫たちと久しぶりに山小舎へ行く。
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藤田 敬一

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